★「赤土のキョン」 キョン皮(鹿皮)
キョン皮 「赤土のキョン」(キョンセーム・武具・漆皮(印伝)等々の唯一素材です)
日本では、古来より「鹿皮」という言葉は「キョン皮」を指し、和鹿の皮を表す言葉では有りません。
和鹿の皮は「和鹿皮」と表現されます。
キョン皮の歴史は日本で1800年、中国では3000年以上に及びます。
当社、キョン原皮は赤土のキョンと言われる、中国江西省から内モンゴルにかけての
「塩分濃度の高い粘土質の赤土土壌に生息する最高峰個体」のみを使用いたします。
*「赤土のキョン」
キョン(柴犬程度の大きさ) 生息土壌 高塩分濃度粘土質赤土土壌
学術名mantiacus leevesi
動物の皮・肉・毛皮等は生息環境や飼育環境により驚くような違いを生じます。日本では松阪牛等に代表される様に
食肉を美味しくする飼育法は世界的に有名です。
キョンも同様で数カ国の広い範囲に生息しますが、中国江西省を中心とする塩分濃度の高い、粘土質の赤土土壌に生
息するキョンは、他の生息地のキョンと比べ、独特の細かい繊維細胞と高い密度を持ちます。
中国では周の時代(3000年以上前) から「兵を動かす時に必要な安全な水(水を漉す)」を作る能力を
持つ事から「赤土のキョン」と呼ばれ、権力者に集められたため宝物とされ ました。
当社使用のキョンセーム原材料は、この「赤土のキョン」のみを使用しています。
この原皮はキョンその物の保護と環境考慮の為、個体数調整された物で年間45万頭程度と定められた物のみを使用しています。
キョン皮は、その多種の能力を持つが故、2千年以上使われ続けました。勿論、昔は試験データなどの数字で表すことは出来ませんでしたが、
当社で人知のた正しさを証明するため、色々な試験を依頼し性能能力を数字としました、ご参考下さい。 「(濾過・塩素吸着分解・殺菌除菌・防カビ・防虫など)」
*一例、 漢字の「漉す」は、「サンズイ辺に鹿」と書き、水は鹿皮(キョン皮)漉す事を伝えた漢字です」
*キョン皮で作られた、水を漉すための袋の通称は下記の様になり、意味を無くすことになりました。
「漉し袋→腰袋→信玄袋→合切袋」現在も合切袋として和装用を代表に販売されています、
人間の知恵と使用方法が忘れられて売られている代表的な物です・・
原点の漉し袋(濾過能力・安全性はこちらが上です) 漆装飾した現在の漉し袋(通称 合切袋)
安全な水を作る袋「漉し袋」の名前の変化 漉し袋→腰袋→信玄袋→合切袋
*(正しい素材・ナメシ処方・正しい技法が無いと濾過能力は発揮致しません。)